説明

2012年6月2日 土曜日 → 6月10日 日曜日


作品のご紹介

花と器、無事に初日を迎えられました。ご来館いただいた皆様、ありがとうございます。
展示作品を、ほんの少し、一部だけご紹介いたします。

 表玄関:横井 宏美
「無題」
その時に同じ空間を共有している人と自由に話に花を咲かせられる心地の良い空間です。
 脱衣所:equal=
「無題」
そこに咲いているのは花なのか…?
よく観察してみると、それひとつずつが作品であることが分かります。

茶室:上林 壮一郎
「ハナノネ」ブロックのように連続した組み合わせ自由な花器に可憐な花が生けられています。

「スキマ草」紙でできた葉の後ろに生花が生けられ、生けられていると思った葉は、生花のための器だったことに気づくでしょう。
客間2:三浦 秀彦
「花をうつす、いきられた部屋 」
部屋に入り、座って作品をご覧下さい。
そして部屋の周りもよく見てください。
きっと、なにか発見があることでしょう。
客間1:中沢 由紀子
「柳下邸での暮らし ある初夏の一日」
お気に入りの場所でのんびりと読書をするように、風通しの良い部屋の緑はあいまって一つの心地よい空間になります。
洋間:ナガノ チサト
「花と」
ドライフラワーと生花とモノクロの絵で呼吸のような、ゆったりとした時間を表しています。
蔵:水色デザイン
「ひかりの花」
ひんやりとした空気の中で光と音楽につつまれる作品です。

音楽:cokiyu
柳下邸にあるオルガンをサンプリング。
蔵の中に響く音色をお聞き下さい。

居間3:若野 忍
「生者の実」4点
人々の記憶が夢を通してやってきて人知れず木の実となってぶら下がっている。
「記憶の分解者」大1、小3
記憶を主食とする生物 その強力な胃液に分解された記憶は 星屑となって排出される




館内、庭にも、フラワーコーディネーターの中沢由起子さんに美しく花を飾っていただきました。
旧柳下邸のスタッフの皆様にもご協力いただき、ちょっとしたところにも花が咲いております。